彼氏と私の間で、「直接それと言わないけど、相手にそれと分かるような言い方をする」という遊びが流行ったことがあるの。
つまり、ご飯食べたい時にあえて「おなかすいた」とか「なんか食べよう」とかじゃなくて・・・相手にそれを察してもらうような言いまわしをする、という。
私がよく使ったのは「客観的な事実の羅列」だな。
「朝ごはんいつ食べた？人って、三時間おきに何か口にした方がパフォーマンス上がるらしいよ」みたいな感じ。
食べたいとは言ってない。自分がおなか空いてるとかじゃなくて、客観的に、そう言われているらしいよ、みたいな言い方ね。
その手法を彼はセックスしたい時に使ってた(笑)
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「男ってさ、定期的に射精しないとパフォーマンス下がる生き物なんだよね」って。
客観的な事実を言っているだけで、自分の気持ちではない。だからOK。
だけど、セックスしたい時はセックスしたいってダイレクトに言ってくれた方が私も嬉しいな～。
だから「女ってさ、男の情熱に比例して情熱を感じる生き物なんだよね」って言い返したの。
セックスしたいなら問答無用で押し倒してくれた方が、こっちも燃えるでしょ？
そしたら、彼、黙って私の手を強く握りしめたんだよね。
ぎゅーって痛くなるくらい。
もしかして・・・自分の情熱を手の握力で表現しようとしてる？
さらにおかしかったのは、手をぎゅっと握りしめたまま、二人でホテル街の方に向かって歩いていたんだけど、途中の花屋さんで彼がぱっと中に入っていくじゃない。
赤いバラ一本・・・情熱のしるしだって・・・。
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